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吉住友里 ~世界挑戦の理由~ 【対談】吉住友里☓西盛啓矢

吉住友里 ~世界挑戦の理由~【対談】吉住友里 西盛啓矢

 

吉住選手が金沢に帰ってきた。

2018年に初めて石川県ランニングイベントを開催した。
その時はまだマネージャーと共にこれからを歩み始めたばかりであった。
イベントは大盛況であったし、愛嬌のある彼女の説明と関西人らしいユーモアの話は
石川県民には少し驚きもあったかもしれない。

今年のイベントでは良い意味で脅かされたと言える。
ひとつひとつの言葉に自信が感じられる。

身体の使い方がどう走りに繋がるのか?練習がいかに結果に結びつくのか?

自身の体験を交えながら、分かりやすく説明できる。

彼女は成長している。幾多の海外レースの経験が生きているのだろう。
今回の対談では世界挑戦の理由について聞いてみた。

西盛啓矢

昨年に引き続き、金沢に来て頂きありがとうございます。

吉住友里

こちらこそ、呼んでいただき、こうやってまた金沢でイベントができるのがとても嬉しく感謝しています。

西盛
金沢には美味しいものがまだまだあります。
毎年来てください。

西盛
前回のイベントも盛り上がりましたが、今回はより濃い内容になりましたね。

吉住

自分ではそれほど意識はしていないですが、そりゃ、1年たって私自身もランニング教室の内容も進化・進歩していないといけないですからね!!(笑)

西盛

今回吉住選手の~世界挑戦の理由~というテーマで話を伺います。
正直スカイランニング・トレイルランニングでの世界挑戦は当初考えていましたか?

吉住

4年前に山を走り始めたきっかけは、「マラソンのトレーニングの一環として」だったので、全く考えていませんでした。2016年~本格的に山のレースに出始め、最初は世界に挑戦するなんて、思ってもいませんでしたよ。

西盛

海外レースの参加が多くなっていますが。
今回のテーマでもありますがその〝理由〝をお願いします。

吉住

2017年、日本一の山、富士登山競走で優勝し、スカイランニングのVK日本シリーズでは77勝の完全優勝を果たし、日本一はとったので、次は世界しかないと思いました。それに、海外には私よりもまだまだもっと強い女性選手がたくさんいて、そういった選手と闘ったり、まだ見たことのない美しい海外の山々を走りたいと思うからです。

西盛

あえて自分を追い込む環境へ飛び込んでいるわけですね。
目に見えて感じる成長などはありますか。

今回のイベントでも吉住選手の自信が感じられました。

吉住

常に挑戦し続けたい、成長したいと考えています。

去年はつらく大変な時期もあり、そこから這い上がって、色々考え直して今年はやってきているので、それが少しずつ結果に結びついてきている感覚はあります。

もともとは下りがとても苦手だったのですが、今年は下りがだいぶ上達したような気がします。

西盛
世界のトップランナーと日本を代表して戦っている吉住選手ですが
他国の選手が持つ日本選手にはない強み。また日本選手が他国選手に勝る強みなどはありますか。

吉住

やはり海外の選手は生まれつき体格や身体能力の高さに有利な部分が大きいです。骨格や筋肉が日本人とは違い、脚も長いし、骨盤に自然ときれいに体重がのるような骨格構造になっているし、筋肉も強い。ただ、日本人は粘り強く根性がある性格であったり、小さい分、軽さを生かせるところもありますよね。

西盛

去年よりスキーのトレーニングを始めたと聞きました。
それは世界で頂点を取る為でしょうか?


吉住

はい、そうです。ヨーロッパの選手は、みんな、冬は山岳スキーをしていて、山岳ランナーのトップ選手はほぼみんな、山岳スキーのトップ選手でもあります。今年は挑戦の年と決めているので、失敗しても良いからいろいろなことを取り入れ、やってみようというスタンスでスキーも始めました。

西盛

海外トップ選手ではオフシーズンはスキーをランのトレーニングではなく競技として行なっています。

吉住

その通りですね。もともとトレランはスキーのオフシーズンのトレーニングとして広まったとも言われているくらいで、海外では山岳スキーがとても盛んですし、1年通して山に親しむ文化や風習が根付いています。

西盛

その「スキーモ」の魅力を教えてください。

吉住

リフトを使わずに、板に滑り止めのシールを貼って自分で登って、また滑り降りてきます。スキーを履いたまま、自分の脚で冬山でも登れちゃうなんて、素敵じゃないですか!それに、走るよりきついから、すごくいいトレーニングになります。何より、やってみると、面白い。

西盛

冬だからこそ、できる事をしていくというイメージですね。

この活動は広まればいいですね。

吉住

本当にそう思います!

西盛

金沢に来ていただいて本当にありがとうございました。

是非これからも頑張ってください

吉住

こちらこそ、本当にありがとうございます。

私自身、楽しかったし、こうやって活動できるのは、現地の協力者や参加者の皆様のおかげなので、本当に感謝します。

また、第三回も楽しみにしています!

吉住友里 よしずみ ゆり(愛称:ずーみん)
1986.7.1生まれ(33歳)O

プロトレイル、スカイランナー 元理学療法士 大阪府藤井寺市出身、山梨県富士吉田市在住(2019.10月~)

陸上経験ゼロから、2007年に走り始め、2015年から始めたトレイルランニングで一気に国内トップランナーに。
現在は理学療法士は退職(2017年)し、自ら練習会や講習会などを開催しながら、競技中心に活動している。

フルマラソン自己ベスト 

2014年 北海道マラソン 2時間3756

主な戦績
2019

富士登山競走 山頂コース 優勝(3連覇)

IAUトレイル世界選手権(ポルトガル)16位 

ソウルロッテワールドタワースカイラン123階、2917段、500mVWC)エリート女子の部3

OCC56km,D+3500m) 3

ブログ:「おちびのブログ」https://ameblo.jp/ochibi0701/

FBhttps://www.facebook.com/yuri.yoshizumi.3

Instagramhttps://www.instagram.com/yuri.yoshizumi/

西盛啓矢 
1989生まれ。近畿大学卒
中学から大学までは長距離選手として部活に没頭。
大学卒業後 マレーシアに二年間在住。
帰国後、登山にハマり没頭。トレランからアルパインまで幅広く楽しむ。
自営業の傍ら、モンタナスポーツの広報として活動。
最近通訳する事が増えてきている中で、日本の自然文化を世界へ発信する事への意義について模索中。
対談依頼・コラボ依頼お待ちしております。

FB https://www.facebook.com/hiroya.nishimori

FB モンタナスポーツ https://www.facebook.com/Montana-sports-1658183307776243/

Instagram https://www.instagram.com/johnny_montanakanazawa/

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この記事を書いた人

酒と登山を愛するモンタナ君です。
陸上競技・海外在住などの経験を得て現在は一応自営業に携わっています。

初めて山スキーをした時の感動は忘れられません。
アルコールで記憶が消える前に、山スキーに行かなければ!!!

読書も好きなので、オススメ本教えて下さい^^

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