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白川郷 三宅ルンゼ(赤頭山東面ルンゼ)

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白川郷 三宅ルンゼ(赤頭山東面ルンゼ)

日時:2023.2.12 メンバー K村さん U住さん 筆者

コースタイム;

野谷橋0600 – 赤頭山1150  – 野谷橋1320  合計 7時間20分

装備

山スキー1式

行動食

ランチパック4 ゼリー2 ランチパック美味しい

備考

・道路含め全体的に雪が少ない ・9時になれば日差しが強い ・ピークへの稜線は細いので注意 ・くるみ谷には雪がなく 今年はもう無理

野谷橋からスタート

今日はあこまで登ります

林道に雪が全然なくて
急斜面を登り尾根に合流

三宅ルンゼが見えた

くるみ谷もしっかり見学

くるみ谷は壊滅的に雪がない

三宅ルンゼを登る

三宅ルンゼ下部から尾根に上がります

白川郷ブルー 小さいのがK村さん

ピークが見えてきた

ピーク到達

ブラストラックは非常に良い板!

CT
雪崩リスクは低そう

念願の三宅ルンゼ滑走

快適とはいかない 辛い雪でした

三宅ルンゼに三人のシュプールを描く

林道に戻る

雪崩が起きていた
春スキーはできない気が

三年前白川郷の国道から一際かっこよく見えるルンゼが見えた。 「あれは三宅ルンゼだよ」と所属山岳会の方が教えてくれた。実際は赤頭山東面ルンゼではあるが山岳会の重鎮三宅さんがソロで滑走したと言う事でその名が付いている(初滑走かは不明) それから三宅ルンゼに行きたいと思っていたがなかなかパートナーにも合わず、雪のコンディションにも恵まれずに あっと言う間に時間だけが経っていた。

 

そもそも三宅ルンゼは東面というかほぼ南面なので非常に難しくすぐに陽が当たってしまう。

 

今年は残念ながら積雪が少なくあっと言う間にパウダー期間が終わってしまった。

何としても今年こそはという気持ちもありK村さんに最悪偵察で終わるかもしれないが行きましょうと声をかけた。 6時に野谷橋からスタート K村さんの同級生U住さんも来てくれた。

 

雪はカチカチ トレースもつかない 林道を進んでいくが予想以上の小雪でうまく進めないので、急斜面から尾根に乗り上げる選択、クトーをつけなければ転げ落ちてしまうほどの斜度を登る。

 

初心者のU住さんには些か辛かったと思うし申し訳ない。 クトーを硬い雪面に効かせながら急斜面を登り切れば三宅ルンゼが姿を見せてくれた。 予想以上に斜度が緩やかで滑りやすい気がした。

 

しばらくして明るくなってきたらあっと言う間に雪が緩くなってくる。 ルンゼを登り右岸尾根に取り付くがなかなかのシャバシャバ雪で難儀した。 尾根に登りきりピークを目指すもジャワジャワ雪の為ペースが上がらない U住さんは途中、木を巻こうとするが難しく転んだり非常に苦しそうだった。

 

休憩も挟みつつピークを目指す、この尾根を選んだのはくるみ谷を観察する為もあった、こんなに綺麗にくるみ谷を見られる機会はない! 肝心のくるみ谷というと・・・とほほ・・・ 雪が全然ない 堰堤も丸見えです。

 

開けた稜線に出るとあとはピークを目指すだけ K村さんが先頭を行くがU住さんは辛そうだ。 今日のハイライトとも言えるシーンは野谷荘司山が見えた瞬間だった、U住さんからすげーとの叫び声が白川に響き渡る。

山スキー5回目ながらすごいモチベーション、沼に片足を踏み入れている。

 

6時間かけてピークに到着 白谷方面には多数のシュプールが描かれており、リアルタイムでどんどん滑走者が降りてくる。 我々には関係ない 悪雪が確定している三宅ルンゼを安全に滑る事だけが必要なのだ。

 

K村さんとCTを行うが予想以上にしっかりしていたので雪崩リスクは低そうと判断、私のワガママでドロップ写真を撮ってもらう為最後に滑走させてもらう。

 

部分的に土が見えていた箇所を避けながらスティープラインを探しドロップ!めちゃくちゃ怖いが楽しい。 湿雪な上にデブリもあり、板が言う事を聞かないし弾かれそうになりながらも折角ならノンストップで滑りたいと思っていたから縦に縦に落としていく、、、なんて思っていたらギャップで転倒。 転倒したが非常に満足、悪雪と思っていたが上部は気持ちよく滑る事が出来た。

 

中間部から下部にかけては修行の滑りになったが非常に満足した山行になった。

 

登山というか、山においてあまり拘りはない私が何故か三宅ルンゼをそこまで目指した理由は分からないが 悪雪が確定した山行に同行してくれたお二人に感謝したい。  

山スキー おすすめ装備

ウエア類

ベースレイヤー 山スキーでは歩きが多いので、登りで汗をかいてしまいますね。 そのまま標高が上がり寒くなると汗冷えしてしまい最悪低体温症になってしまいます。 このドライレイヤーを着用してからは本当に汗冷えが起きなくなりました。 絶対にオススメします。

バラクラバ 厳冬期にはバラクラバは必須です。 ネックウォーマーではしっかり顔をカバーできません。 ファイントラックの商品はゴーグルが曇りにくいように工夫されてあります。

グローブ 最近人気の防寒テムレス、値段も手頃です。 登山ガイドの方も使っている実績もあるので、安心してお使い下さい。ただ過度の信用は禁物です。 リンク 最近発売されたブラックテムレス。 袖から雪が入りにくいカフが新たに付いており非常に使いやすい。 余計なストレスを感じにくく使えるのでおすすめ。

最強のグローブ ブラックダイヤモンドのガイドです。 これを買えば厳しい寒さでも耐える事ができます。 手が冷えてしまうと本当に辛いですし、大きな怪我に繋がる可能性もあります。 五本指と三本指がありますが、三本指の方が寒さに強い。

インナーグローブ インナーグローブにはBDを使っています。 つけ心地が良く特にストレスが感じませんが、手首周りが少し狭いです。

手汗が気になる方はファイントラックのパワーメッシュインナーグローブが快適性を保ってくれます。

ギア類

ウィペット 山スキー界ではもう一般的になってきたウィペットです。 筆者も普通のストックでも山へ行ってましたが今ではもうウィペットなしでは行けません笑 ビンディングの操作などでも非常に便利です。

ヘッドライト 標高が高い山はアプローチが長い場合暗いうちから歩き出すのでヘッドライトは必須です。 ヘッドライトの予備があれはGOOD. 信頼できるメーカーの商品を選びましょう。 壊れてしまうと一気に遭難してしまう状況もあります。

電熱線ゴーグル これがあればバラクラバを鼻までかけても全く曇らないし、仮にラーメンを食べにいったとしても曇る気がしません。 難点といえば、モバイルバッテリーに接続しなければならないといった所であるが、内側の胸ポケットにバッテリーを仕込んでいれば簡単に接続できます。 曇る恐れがないし、非常に精神的に余裕が出てくるので、余計な注意力を削がれる必要もないのも良い点ですね。

ブラックダイヤモンド(BlackDiamond) ゴールドラベル接着剤 弱ってきたシールの糊の上に塗ることで、粘着力を回復させる事ができる。 既存の弱った糊を剥がしても可能だが、手軽な方法として指にゴールドラベルを塗って ヌリヌリすればOK。

スクレイパー 登り返しの時にシールを貼りますが、板に雪が残っているケースが多いと思いますが、このブラシがあれば簡単です また凍った雪も固い部分を使って取ることができます。 下山後車に載せる前にも大活躍ですね。

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この記事を書いた人

酒と登山を愛するモンタナ君です。
陸上競技・海外在住などの経験を得て現在は一応自営業に携わっています。

初めて山スキーをした時の感動は忘れられません。
アルコールで記憶が消える前に、山スキーに行かなければ!!!

読書も好きなので、オススメ本教えて下さい^^

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