大門山 不動滝谷滑走
日時:2022.1.30
メンバー:Kさん Oさん 寅さん 筆者
コースタイム;
駐車スペース0500 – ブナオ峠0830 – 大門山1200 – ブナオ峠1330 – 大門山1500
合計 10時間
ルート図
装備
最低限の装備のみ
登り返しがあるのでシールはしっかりメンテナンスを
行動食
ガッツギア3 ソイジョイ3 いちご大福
備考
・林道から途中尾根に上がる
・尾根は工作しなくても最短距離を狙えば良い(帰りシールの方が速い)
・尾根からブナオ峠まで100ほど滑走
・ブナオ峠から大門までは一本尾根
・標高が高い所はガスガス、90分待機
・不動滝谷は最初は斜度はあるが、上部以下は緩い















所属山岳会で行こうとしていた’不動滝谷’だったが先週富山強強勢がいい天気の中滑走していた。
カリスマ君・マコさんコンビはマジ面白いルート滑るのでいつも記録楽しみにしています。
今週は天気もそこそこ良さげなので、不動滝谷に挑むことに元々はKさんと行く予定であったが
参加したいという二人がいたので四人PTになった。
林道を5時スタート 暗いなかヘッデンを頼りに進んでいく、途中崩壊地点はあるが
そこまで気にすることはなかった。 スキーを脱いでしまうと逆に危険、埋もれてしまう。
途中傾斜の緩いところで尾根に乗り上げる、難しい箇所は全くない。
尾根に登ればガシガシ登るのみ。
この尾根にはポコがあり、ルート工作も必要と考えたが結果的に必要なく、最短距離で進めば良い。
1103近くまで進みブナオ峠まで100近く滑走。
登り返しの際気づいたのだが、どうせシールで登り返すのだから細いアップダウンは気にせずに登ってきた方が
効率が良いとの自論。
ブナオ峠まではシールのまま滑走、ここはどちらでも良いと思う。
脱着が面倒くさい人はそのままでもok、ただしシールが剥がれないようにメンテナスをしておく必要あり。
ブナオ峠からの一本尾根は気持ちよく登れる ガシガシ登ろう!
ここら辺りからガスってきたので何も見えなくなってきた、GPSを確認しながらピークへ向かう。
約5.5時間でピークへ着いた、予想以上のハイペース。
残念ながらガスガスですぐに目的の不動滝谷へ飛び込めない。
視界ゼロならピストンも視野に入れ、ひとまず穴を掘って待機 一時青空が姿を見せるもすぐにガスガス。
待ち続け90分 谷の視界がマシな状況でドロップ
本来直下がスティープで楽しいはずであったが、慎重に周りのメンバーを確認しながら降りる。
リグルーピング場所を皆で確認できる視界はあったので助かった。
100ほど標高を落とせば後は快晴だった、上だけがガスってたのか。
そこからは各々楽しみながら滑走を楽しむ。
いやー本当に滑りやすい良い谷でした!
約600ほどの滑走を終え林道にぶつかれば、ブナオ峠まで登り返し
そしてブナオ峠から尾根へまた登り返し この登り返しが結構しんどかった。
尾根に戻ってもしばらくはシールで歩き、登り返しが必要なくなる所で滑走モードへ
意外どころか尾根滑りはかなり楽しめた、走る雪に楽しく滑れる木の感覚。
これこそ楽しいツリーラン!
下部から林道に復帰、林道を軽やかに滑りながら下山。
約10時間の山行だったが、非常に面白みのある有意義な時間を過ごせた。
山スキー おすすめ装備
ウエア類
ベースレイヤー
山スキーでは歩きが多いので、登りで汗をかいてしまいますね。
そのまま標高が上がり寒くなると汗冷えしてしまい最悪低体温症になってしまいます。
このドライレイヤーを着用してからは本当に汗冷えが起きなくなりました。
絶対にオススメします。
バラクラバ
厳冬期にはバラクラバは必須です。
ネックウォーマーではしっかり顔をカバーできません。
ファイントラックの商品はゴーグルが曇りにくいように工夫されてあります。
グローブ
最近人気の防寒テムレス、値段も手頃です。
登山ガイドの方も使っている実績もあるので、安心してお使い下さい。ただ過度の信用は禁物です。
リンク 最近発売されたブラックテムレス。 袖から雪が入りにくいカフが新たに付いており非常に使いやすい。 余計なストレスを感じにくく使えるのでおすすめ。
最強のグローブ ブラックダイヤモンドのガイドです。
これを買えば厳しい寒さでも耐える事ができます。
手が冷えてしまうと本当に辛いですし、大きな怪我に繋がる可能性もあります。
五本指と三本指がありますが、三本指の方が寒さに強い。
インナーグローブ
インナーグローブにはBDを使っています。
つけ心地が良く特にストレスが感じませんが、手首周りが少し狭いです。
手汗が気になる方はファイントラックのパワーメッシュインナーグローブが快適性を保ってくれます。
ギア類
ウィペット
山スキー界ではもう一般的になってきたウィペットです。
筆者も普通のストックでも山へ行ってましたが今ではもうウィペットなしでは行けません笑
ビンディングの操作などでも非常に便利です。
ヘッドライト
標高が高い山はアプローチが長い場合暗いうちから歩き出すのでヘッドライトは必須です。
ヘッドライトの予備があれはGOOD. 信頼できるメーカーの商品を選びましょう。
壊れてしまうと一気に遭難してしまう状況もあります。
電熱線ゴーグル これがあればバラクラバを鼻までかけても全く曇らないし、仮にラーメンを食べにいったとしても曇る気がしません。
難点といえば、モバイルバッテリーに接続しなければならないといった所であるが、内側の胸ポケットにバッテリーを仕込んでいれば簡単に接続できます。
曇る恐れがないし、非常に精神的に余裕が出てくるので、余計な注意力を削がれる必要もないのも良い点ですね。
ブラックダイヤモンド(BlackDiamond) ゴールドラベル接着剤
弱ってきたシールの糊の上に塗ることで、粘着力を回復させる事ができる。
既存の弱った糊を剥がしても可能だが、手軽な方法として指にゴールドラベルを塗って
ヌリヌリすればOK。
スクレイパー
登り返しの時にシールを貼りますが、板に雪が残っているケースが多いと思いますが、このブラシがあれば簡単です
また凍った雪も固い部分を使って取ることができます。
下山後車に載せる前にも大活躍ですね。