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劔岳 早月尾根 初登頂

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劔岳 早月尾根 初登頂

日時:2020.11.29

メンバー:K村 筆者

駐車場:馬場島

コースタイム;

馬場島2:00 – 松尾平2:50 – 早月小屋700 – 劔岳11:30 - 早月小屋14:00 – 室堂16:30 – 馬場島16:25
合計 14時間55分

装備

アイゼン(バサック)・ウィペット・ピッケル(ガリー)・スリング

暗闇の中スタート

松尾平手前から雪あり

標高1600

標高1800

ちょっと疲れ気味のK村さん

焼ける白山

早月小屋

クリアな視界

岩稜帯は気をつけて

リッジを歩くK村さん

 

なかなかつかない劔岳

カニのハサミ
少し怖い

とにかく最高の天気

来て良かった

 

劔岳登頂!

雪に埋もれた剱嶽社の祠とK村さん

祈るK村さん

筆者と劔岳

下山も気をつけて

途中で会った
ドローンを飛ばす人

試練と憧れ
本当に試練でした

 

雪も少ないしなかなかスキーに行けないが、それはある意味最終の劔のチャンスとも言える。
劔岳ワンデイに行くことに決め、同じ山岳会のK村さんを誘った。
知り合いが2PTほど土曜日から入ると言っていたが、土曜日の天候が悪いので転戦してしまっていた。

2時前に馬場島に到着すると、すでに4人PTが出発しようとしていた。
挨拶すると「一緒に頑張りましょう」と返してくれた。 やはり良い挨拶って気持ちが良いですね。

K村さんを先頭に登山道を進んでいく「ゆっくり行きましょう」と声をかける。
ゆっくり登っていく 最初から飛ばしていては後半バテてしまうので気をつけなければならない。
続けてゆっくり登っていく ・・・ん? 少し遅くないかな?と不安になった筆者であるが、なかなか急かす訳にもいかない。
「大丈夫ですか?」と尋ねると「キツイ・・・」との事
厳冬期白山に行けるほど強いK村さんであるが、オフシーズンに体力作りしてなかったらしく完全に身体が鈍っていた。
それじゃ仕方ない、ゆっくり行きましょう。

途中で先行PTに追いつく、お互いなんとか劔へ行きましょう!
早月小屋までも非常に遠く、5時間かけて到着。
小便の跡がたくさんあり、テントが片ずけてあった。
すでに先行者はピークに向けて歩き出しており、小屋からトレースを確認できた。

早月小屋から劔までの道は雪がかなりあるので、小屋でアイゼンを装備する。
ここからは岩稜帯が続き危険な場所が続くので気が抜けない。
風も強くトレースは消え去っているので、自分達でルートを切り開いていく。
後ろから早いPTに追い抜かれる時に挨拶すると、富山起点!楽しい山登り のW田君だった。
加えてもう1人は海の溝谷で出会った強強クライマー。なんとも山の世界は狭いのか!
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日本のトップクラスのクライマーPTとあってあっという間に見えなくなってしまった。

カニのハサミなど難所を超えて出発から10時間でピークに登頂。
積雪期というかそもそも劔に初めて来た筆者にとっての印象としては「立山が綺麗に見えるなぁ」という感じだ。
本当に綺麗な景色を見ることができ感動した。
写真でよく見られる、祠は雪に埋もれていたので、一度夏にきて祠をしっかり見なければ。

帰りはさっさと帰りましょうとは言っても2人ともかなりしんどくなっており、休憩を挟みながらの下山。
馬場島に着いたのは17時、なんと15時間も掛かってしまった。
当初は10時間程で往復できるかなと思っていたのだが、早月小屋はそこまで甘くなかった。

K村さんありがとうございました。

GPSログ

今回使用したオススメ装備。

初冬や残雪にオススメのチェーンスパイク
カリカリに凍っている場合もしっかり止まってくれる。 軽くて非常に便利、ザックに入れておこう。
もちろんちゃんとしたアイゼン・クランポンの代わりにはならないので過信は禁物!

靴の中に雪が入ってくるのを防ぐスパッツ・ゲイター
石が靴の中に入れば、靴を脱いで取れば問題ないが雪はそんなわけには行かない。
足が冷えてしまい凍傷になる可能性が高くなる。

絶対冬期登山に必要なインナー。
今回もし上記のようなインナーを着ていなければ、ヒルクライムでかいた汗で汗冷えした事は間違いない。
これなしでの冬期登山・山スキーは考えられない。

歩行のサポート・滑落停止等々 様々な場面で登山者を助けてくれる優れもの。
最近では使用する方も多くなっているが、それだけ有効なアイテムという事であろう。
今回は登り・下りで非常に役に立ったし、身体の負担の少なくなる。
夏ならトレランポールの方が軽くて良い。

凍っている等危険な場所ではポールは役に立たないのでピッケルを持たなければならない。
ガリーは非常に使い勝手がよくオススメ

手袋はこれしかない!
安くて、使い勝手が抜群な防寒テムレス。。

今回大活躍のバラクラバ
冬山の場合は必須装備になる、なれけば顔中が凍傷になってしまうので気を付けよう。

冬山で冷たい水を飲むと身体が冷えてしまいパフォーマンスが低下してしまう。
必ず暖かい飲み物を持って行こう。
身体が暖まれば精神的にもかなり楽になる。

 

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この記事を書いた人

酒と登山を愛するモンタナ君です。
陸上競技・海外在住などの経験を得て現在は一応自営業に携わっています。

初めて山スキーをした時の感動は忘れられません。
アルコールで記憶が消える前に、山スキーに行かなければ!!!

読書も好きなので、オススメ本教えて下さい^^

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