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「三本の板を操る」 片足スキーヤーと滑ってきた

以前一緒に桜ヶ池クライミングセンターに行ったMさんから、たまたま筆者に平日休みがあった事を知って

「せっかくだから県外スキー場いかん?」とメールが来た。
正直そこまで乗り気でもなかったので微妙な返答をすると「じゃあ1人でも行きます!」と来たので
「じゃあ行きますか。」と返信すると Mさんからピースサインの絵文字が笑
上手く乗せられました笑

記録的な暖冬という事で雪があるゲレンデを見つける事から始める。
石川県から比較的近場で、雪があるゲレンデと言えばシャルマン火打でしょう。
シャルマンは裏技を使えば平日1日券が2100円で購入可能だ。
ちなみにMさんはpaypayを使っておりキャッシュバックを含めれば2000円以下で買えた事になる。

森本ICから能生ICまで高速で走り、そこから下道で20分ほどで到着
2時間30分もあれば楽に着く。
今回は前日に降雪がなかったので、パウダーゲレンデとは違いしっかり圧雪してあった。
いつもなら残念だが、今回は違う。圧雪してあったほうがMさんにとって滑りやすい。

駐車場に着くと30台くらいすでに駐車していた。
平日休みの人も多いもんだなぁ・・・ それにしても素晴らしい天気で、下から見るゲレンデは壮観だ。
スキーブーツを履いて準備をすます。
今日はMさんのサポート兼ねているのでMさんの板をゲレンデまで運ばしてもらった。
筆者はIMPROVE86を使用した。


オガサカのブラストラックというブランドの商品で如何にもな基礎スキーと違い
不整地でも楽しく滑る事ができる。シャルマンに来るなら1本は太板を持っておいて良いのではないか。

モンベルカードを見せてチケット購入。
メインリフトのクワッドに乗り込む。 綺麗なバーンにまだシュプールが2本ぐらいしか描かれていない。
我々も綺麗なシュプールを描こう!と意気込む。
上から下まで斜度があるスノーマンというコースを滑る。
ゲレンデトップに着くとガヤガヤとみんなが写真を撮っている。
何かと思ったら佐渡島が見えていた。 地元の人でも珍しい事らしく、非常に幸運な日に来たのものだ。

記念撮影をして、ようやく滑走する。

少しここで説明させてもらうと
Mさんはスキー板1本と両手にアウトリガーという小さいスキー板のついたストックを使用する。
合計で三本のスキー板を操作して滑走や移動をする。
アウトリガーにはワイヤーがついており、引っ張るとスキー板が立った状態になり移動の際に地面に刺すことが出来る様になる。 普通のストックでは滑走も移動も困難になる。

初めてのMさんの滑りを見る訳だが、どうゆう感情か知らないが少しドキドキした。
「速い!」初めてMさんの滑走を見て口から意外な言葉が出た。
スキーが上手いとは知り合いから聞いていたので、滑りを見るとそういった感想がでるものだが、筆者はそのような形容する言葉が出て来ずに至ってシンプルにその滑走スピードに驚いた。
片足にも関わらず右ターン・左ターンとリズムよく滑っていく。
読者の皆さんも一度片足スキーを試してもらいたい、予想以上に難しい。
一本のスキー板では難しいが、両手のスキーがあるためにコントロールできるのだろう。

斜面の状態がとても素晴らしいので、どんどん滑っていく。
メインのクワッドリフトはフード付きでスピードも速く大変快適である。
石川県のリフトもこれになればなぁと注文をつけるのはナンセンスだろうか。

午前中だけで6本は滑っただろうか。
午後から陽が出てくるので、午前中に集中して滑った。
しかしながらMさんの体力には度肝を抜かれた、滑ってはリフトへ滑ってはリフトへと休憩が全くない。
筆者も遅れまいと背中を追いながら滑っていく。
ゲレンデ場ですれ違う他のスキーヤー達からも「あの人すげーなー」という声が聞こえてくる。

昼休憩を挟み午後もひたすら滑る。
Mさんは今年セイモアでプライベートレッスンを受けた様でその復習をしていた。
ただ問題なのが筆者が滑りを見ても良いのか悪いのか判断できないのでアドバイスができない。
やれやれ困ったものだ、いい加減に1級を取らないといけないなと思う反面そもそも1級レベルに滑れたとしても片足スキーヤーにアドバイスなど出来るはずがない。という無駄に余計な事を考えてしまった。
どちらにせよ何かパトロール・指導員を目指すにしても1級は最低限必要である。

午後になり斜面が荒れて来たので頃合いをみて終了。
合計12本ぐらい滑ったのではないだろうか。
正直な所最初に板を運んだ以外に手伝う事は全くなかった。

車に板を運んでシャルマンを後にする。
シャルマンから権現岳が綺麗に見えたので、寄り道して登山口まで行ってきたが雪が多くて奥まで行けなかった。
Mさんがわざわざ筆者の為に「聴く小説」を流してくれたのだが、疲れて眠かったので全く頭に入って来なかった事が
一番の心残りかもしれない。

 

 

 

 

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この記事を書いた人

酒と登山を愛するモンタナ君です。
陸上競技・海外在住などの経験を得て現在は一応自営業に携わっています。

初めて山スキーをした時の感動は忘れられません。
アルコールで記憶が消える前に、山スキーに行かなければ!!!

読書も好きなので、オススメ本教えて下さい^^

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