【沢登り】鈴鹿蛇谷 宇賀渓〜竜ケ岳
JohnnyHiroya です。 今回は鈴鹿の沢へ行ってきました。 2019.6.14
今回の記録は増水時の記録です。ご了承ください。
石川美川ICからは約3時間ほどで宇賀渓駐車場に到着。
駐車料金は500円。
駐車場は広いので、着替えたりは十分可能。
それからキャンプ場を横目に入渓場所まで歩く。
帰りは登山道で帰るんで、登山靴は必要。 後で書くが、登山靴(トレランシューズ)があって本当によかった。フェルトソールでは少し大変かなと思う。
いざ入渓!!
最初に大きい滝 “魚止滝”があり、ここは迂回して更に遡行する予定・・・
増水して、事前に調べたよりも険しく感じられる。
左岸に巻き道を発見! フィックスも張ってある。さぁ巻こうと思ったら。
「行けるよ!行こう!」・・・? ん??なにか聞こえたかな。
「直登だ!」とKさん。気合いが入ってますね。 そこまで厳しい滝でもないからOk♪さっさとロープだしましょう。
Kさんがリードで取り付く、記録と比べものにならないくらい流れは速いし、もちろん深い。
右側になんとか取り付く、なかなか足が上げずらいようだ。足を突っ張るムーブより、ボルダームーブっぽい動きが要求される壁。
「よし、いった!」とビレイヤー 核心部を越えた。そのあとブッシュより支点をとりひとまず安心。

右端にKさん
次に私が登る、フォローだし気が抜けていたのかもしれない。足を上げようとして、思うようあがらない。
一度水中に中に戻り、一手目を変えるために横に移動。。。その時!!
「うぷっ、、、うえっ、、、」水に流される。 ちなみに私はプールで泳ぐ練習をした事はあるが滝つぼの近くで練習した経験はない。
滝つぼにひき戻されそうになる。「ウエッッ・・・」となりやる気喪失。 なんとかビレイヤーに合図してロープを引いてもらった。歯の根が合わない。 身体は小刻みに震えている。「寒すぎる!!」と言うしかない。
その後もう一度トライして、しっかり登る。 それにしてもボルダムーブはリードじゃ少し怖いなという印象をうけた。
それからといったら、特に大して厳しい滝もなく、平和で快適な遡行が続く。
ここで事件が発生。 次回の記事に書く事にする。
滝の分岐 増水しているだけあり勇ましい顔をしていた。ルートはその滝を通らないので一安心。

ちょいと無理ですね
その後巻いたり水線を行ったりで、登山道との分岐へ到着。
橋を渡っている登山パーティーに挨拶。 関西弁なんて久しぶりに聞いた。かまへんかまへん。
これから五階滝 滝を登った所にはボルトが打ってある。懸垂用であろう。
五階滝を越える。 増水部はやはり巻くしかない、地面が悪く緊張が続く巻き道を四人進む。
事故が起きるのは 巻き道! しっかり集中しなければならない。
小さい滝で滑り台をしたりと、小学生の如く遊んだりする。 街中で大人がこんな事をしていると
「見ちゃダメよ!」子供が親に目隠しされるのだろうか? 大人も遊べばいい。人の目を気にする大人が多い気がする、まぁ私も気にしているかもしれないが。
そろそろ、登山道に復帰を考える。 沢登りの時の稜線に出るまでが藪漕ぎなのですこし忙しいし、いやな時間でもある。
「ボキッ」と太目の木に手をかけたつもりだがあっさりと折れる。 なぜ??
根が腐っているではないか、辺りを見回すと、一面の木の根が腐っている。
石川県では見たことがない光景を目にして、少しの恐怖を覚える。地面も緩く、慎重に慎重に登る。
「はぁ~っ」とため息交じりで稜線にでる。 靴を履き替えこれから登山道経由で下山。
いやらしい道を下りながら、すぐ折れるに少し苛立ちをおぼえる。
「ん~なんか違うくね?」と立ち止まる。 スマホでGPS ジオグラフィカを立ち上げる。ジオグラフィカは非常に使いやすいしお勧めである。無論無料で使用できる。 私は山スキーでも使う事もある。
GPSを見ると登山道上に位置しているのだが、どうもオカシイ。どうも変だという事で沢に戻り、沢沿いで五階滝奥の分岐まで戻る。 それから登山道で無事下山。
どうも地図に出ていた道は廃道だったようだ。
駐車場に戻る。 下山中が気を遣い、非常に疲れた。 「最初の滝、まじいいやん♪」とつらい事はすぐに忘れる事が大切である。
沢登りは普段の登山を違い「冒険感」があり好みの山行スタイルである。
多くの沢に出向き多くの経験を持ち帰りたいと思う。
一緒に行った3人のメンバーに感謝である。 沢は1人では危険である。