沢登り

豊吉川 蛇尾谷 医王山の沢

豊吉川 蛇尾谷 医王山の沢

前回の白山の沢で髭男爵氏  が怪我をしてしまったので、突如パートナーがいなくなってしまった。
別山谷を単独でも問題ないだろうが、今回は近くの医王山周辺に決めた。
医王山は白山に勝るとも劣らない石川県民(金沢市民)にとって重要な山である。
春から冬まで登る事ができ、優しいルートからベテランコースまで取り揃えているここには毎年多くの方々で賑わっている。
小さい子供がワイワイと歩いている姿を見られるのも里山ならではである。

沢に関しては以前小原の方から入渓する’菱池谷’は遡行しているので違うところに行かなければ!!
’ワ谷’か’豊吉川’で悩んだのであるが、今回は豊吉川の蛇尾谷を選択した。
友人が今年遡行しており、色々情報は得ていたので問題なさそうだ。

入渓地点については色々悩んだのだが、せっかくなので下部から入渓することにした。
ソロなので人にペースを合わせる必要ないし、時間は十分にある。
本来は2人なら車を一台夕霧峠にデポしておけば非常に楽なのであるが、今回はソロなので帰りも歩かなければならない。
帰りはトレランスタイルで頑張るしかない。

0710 奥新保町 駐車場に車を止める(公営かどうかは不明)
やはり地元は近くて良い。 家から30分も掛からずに沢登りできるのは贅沢な事であろう。

0730 橋がある箇所から入渓。すぐに堰堤があるので注意が必要。
入渓してしばらくは普通の川でしばらくは水に浸かりっぱなし。大きな岩もない

0740 林道とぶつかるので一度林道に上がり、奥にある堰堤も巻く。橋の下もそのまま進めるだろうが、大分濡れなければならない。
橋を超えると奥に堰堤が見えるのですぐに入渓せずに荒れた林道を進む。堰堤を超えた辺りで再入渓。林道を進みすぎると降りるのが大変になりそうだ。

0830 巨大CS滝 登攀するにはずぶ濡れになる覚悟とパワーが求められるだろう。 それにしてもすごいいい滝。
夏の暑い時なら泳いで取り付いてもいいかもしれない。 水が流れていない左側は岩が詰まっていて登れない。

0915 5m滝 左岸に残置ロープあり。
意外なことに残置ロープがあった。 労山関係の人が設置したのだろうか? 大分古くなっていた。

1020 三蛇ヶ池 一度登山道に出て再度入渓
登山者が沢山いた。 常識的に登ろうとしてもダメだろう。 一度登山道にでる。
金山登山道で沢と平行に進んでいき、いい場所を探して沢に戻る。 金山登山道は渡渉を挟む道であり鎖等々かなり綺麗に整備されていた。

1100 15m滝 最後の大滝 左岸より巻く。
登るのはかなり難しいと感じた。 両側もそこそこ立っているので巻きが少し嫌な感じ。 上までいけば木から支点が取れるのだがそこまでが弱い草ばかり
草付きで滑落する可能性もあるので、初心者がいる場合はしっかりロープで確保しなければならないだろう。

1200 蛇尾山 初登頂
大滝の後はひたすら単調な沢、林道へ詰めるのではなく、直接蛇尾山を目指した。 登山道へ出るまでも藪漕ぎは全くないので快適。
夕霧峠に車がデポしてあればこれで終わりであるが、今日は奥新保町まで登山道経由で帰る。

1250 鳶岩 ナカオ新道より(ここのコースは要注意!)非常に辛い
【ベテランコース】という看板に惹かれてナカオ新道を進む。渡渉を含む道で最初は沢まで一気に降りる。
その後渡渉してからは尾根まで一気に登るのでかなり辛い。なんどもなんども心がブレイクした。
身体中から普段から蓄積されているアルコールが出たのか?と思うほど異常な汗をかいた。
尾根から鳶岩へ(大沼に行く登山道を見落とし鳶岩へ。鳶岩は登り専門というローカルルールもあるらしい。)そして大沼へ降りてあとは走るだけ

1334 医王山ビジターセンター
初めてのビジターセンター すごく綺麗でびっくりした、普段は医王の里側からしか医王山を見ていなかった。
まだまだ医王山には知らない事が沢山ある。
ビジターセンターからは舗装路を走る!と言いたいが大分疲れていたのでゆっくり歩いて戻る。道路からみる豊吉川は意外に深かった。

1410 奥新保町駐車場
6時間50分という短い時間だったが非常に充実した山行になった。

決して派手な沢ではないが、巻きもあり、登攀もありで非常に楽しめる沢だと思う、そして何よりアクセスが容易なので石川県民には是非トライしてほしい。
下部の巻きが嫌という方は思い切って三蛇ヶ滝の上から入渓してみては如何だろうか?二、三時間あれば登山道に出られ(巻きには気をつけなければならないが)
県外の沢へ行く人が多いが、医王山の沢は行った事ない人が多いのも事実。地元を楽しまなければ!

タイム
奥新保町07:30-三蛇ヶ滝10:20-蛇尾山12:00-鳶岩12:59-医王山ビジターセンター13:34-奥新保町1410

日程:2020年9月20日(日)

場所:石川県金沢市

ルート図:

人数:1人

推奨装備:30mロープ スリング

ラバー・フェルトどちらでも可。

難易度:初心者 巻きだけ少し悪い それでも経験者なら容易

駐車場

備考
・フェルトソールを使用
・今回は下部から入渓したが、国見ヒュッテ辺りから入渓してもよし。
・巻きが悪い部分がある
・ロープ・ギアは使用せず
・夕霧峠に車をデポすると楽

入渓!ただの川

小さな堰堤を超えていく

林道の橋の下 ここは泳がないと進めない

林道からすぐ沢に戻ると大きな堰堤、少し戻って巻く

上手く巻けばあとは単調な沢を歩く

 

枝沢の滝

CS滝 右岸から巻く

ナメが見せる自然の美しさ

間違えてここに流されると死ぬ

5m滝 巻きも厳しそうであるが・・・

右側に残置ロープあり

三蛇ヶ滝 一度登山道に上がる

登山道から見る三蛇ヶ滝

三蛇ヶ滝から上の大滝
ここの巻きが少しいやらしい

巻きから見る滝

そのまま蛇尾山に向けて詰め上がります

蛇尾山到着!!

ナカオ新道より帰ります。初心者禁止との看板が!
このコースマジきつい!!

初鳶岩! いい高度感が気持ちい!

ビジターセンターを超えて、道路を歩きます。

奥新保町に到着 お疲れ様でした

筆者のおすすめ装備

ウエア類

沢登りでは水中の中に入る事も多く体温が低くなりがちです。

足袋タイプは足先の感覚が掴み安く登攀しやすいのがメリットです。

とりあえずこれから沢を始める方はフェルトをオススメします。


ソックスはネオプレン製がオススメです。
沢は常に濡れるので普通のソックスではNG 保湿力があるネオプレンソックスがオススメです。
足袋の場合はソックスも合わせよう。



沢には砂利が沢山あるので靴の中に入ってきますのでスパッツで入るのを防ぎます。
脛をぶつける事もお多いのでサポーターとしても非常に頼りになります。

沢ではいくら防水ザックを使っても中に水が入る事を想定しなければなりません。
ザックの中にインナーとして防水スタッフバッグは必携です。

ギア類

懸垂下降が必要な箇所が出てくるのが沢登りです。
ビレイでも使える物を持っていきましょう。
ぺツル・BDを買っておけば安心です。
筆者はBDのATCガイドを使用しています。


セルフを取るのに必要なPASは絶対に忘れては行けません。
登攀だけだはなく、高巻きの際にも有効です。
安全を確保する為にPASは大きな力になってくれます。


ハーネスは軽くて立ったままでも着用できるタイプがオススメです。

人気記事一覧

1

目次1 沢登りへの準備1.1 沢用靴,シューズ1.2 靴下1.3 スパッツ1.4 ヘルメット1.5 ザック1.6 ハーネス1.7 ビレイ器1.8 カラビナ1.9 まとめ 沢登りへの準備 沢登りで必要な ...

2

湯檜曽本谷 沢登り 8月11-12日 【名渓】と知られる湯檜曽川本谷 休みを取れたので一泊二日で【名渓】に向かう。 湯檜曽川は、群馬県利根郡みなかみ町を流れる一級河川である。利根川水系の支流。「湯檜曽 ...

3

以前よりどうしても行きたかったザクロ谷。 完全遡行はかなり難しいので、今回は上部のみ遡行にチャレンジした。 9月14日 金沢5:30 大日平登山口7:10 から牛の首9時 牛の首からは非常に簡単にザク ...

4

岐阜県側から白山へ 平瀬から遡行する大白水谷へ行ってきました。 ここの水は温泉成分が含まれているので、水が白く濁っています。 魚なども生息してないでしょう。 今回はKさんと沢上谷で知り合ったNさんと ...

-沢登り

© 2020 ジョニーの登山入門