沢登り

沢登り 板取川系 川浦谷 海ノ溝谷

板取川系海ノ溝谷

盆休みを生かして川浦谷へ行ってきた。
以前川浦谷本流へ行ったのだが増水しており残念ながら敗退を余儀なくされた。
水量が大きく難易度に反映するので仕方ない、後々調べて見ると下流でキャンプ場がその日は水位が+25cmと書いてあったのでかなり増水していたのだろう。

今回はしっかり周辺のキャンプ場の情報もしっかり調べて、水位が増えていない事が分かったので川浦谷本流へチャレンジすることにした。
早めに到着して海ノ溝谷の偵察の時間もたっぷり取った。

前回は板取キャンプ場から入渓したが、連休でキャンプ客に迷惑がかかる事、時間短縮を考慮して海ノ溝谷分岐近くから入渓を選択。
駐車スペースもある。

林道から沢に降りる、途中まではクライムダウンで降りられたが下の方は壁が立っているので、懸垂下降で降りる。30mロープで足りた。
入渓してすぐに感じる、やはり前回は水量が多すぎた。 敗退も仕方ない。

kenさんは初めての川浦谷で非常に興奮していた、いやー前回も私は同じように興奮しましたよ!
増水していないので足取りが早くどんどん詰めていく、あっという間に海ノ溝谷分岐に到着。
前回は近づきも出来なかった海ノ溝谷が優しい顔をしている、よし偵察に行こう。

最初に2m滝を私とkさんが挑戦するも断念、流れが早く足が上がらない。
そしてここはフェルトソールではダメ、ラバーソールが必須。フェルトだと滑るまくるので注意である。
ラバーソール・セミドライを装備しているkenさんが2mに取り付いて登る、今回kenさんが大車輪の活躍。
kenさんに足を向けて寝られないなとkさんと強く感じる。

ここの岩は基本的にめちゃくちゃヌルヌルしている。
ちょっと水面から上がりたい時などに非常に難儀した。

2m滝を越えればどんどん進んでいく事ができる、とはいえもしここが水量が多い場合どれだけ厳しいのだろうかと考えただけでも恐ろしい。
どんどん進み、トポ上では半分以上まできていた、予定より時間が掛からず水量も低い。
ただ計画では本流のはず・・・3人で少し話合いをして継続を選択する。 ただ危険が伴う登攀はしないと決めた。

釜が大きい3m滝
どうやら海外のリゾート地の風景のように美しい、巻道が見つからないので水線を行く。
ここでもkenさんが粘って粘って登る、残置ハーケンがあったのでスリングを垂らしてもらう。
落ち口から見る滝壺は素晴らしい。

次の1m滝では危険な事が発生。
泳いで取り付く滝であるので、kenさんがロープをつけて滝に取り付く。
ビレイヤーは途中のバンドの上にいたのだが、ロープが足りず離してしまう。 その時kenさんの様子がおかしい事に気づく。
どうやら洗濯機に巻き込まれたようだ、もちろんライフジャケットはしているものの非常に危険な状態。
すぐにロープを引くために水流に逆らって近付くもなかなか簡単には進まない。そんな事をしている内にkenさんが自己脱出。
身体にはロープが少し巻きついていた。 やはり滝壺は非常に危険。

ここからは非常に厳しい遡行が続いた。 前半は簡単に進み「こんなものなのか?」とkenさんが口をこぼしていたが
本番は後半だと強く感じた。

右バンドから登る1m滝を登っている時後ろから遡行者が来た。 なんと単独遡行者・・・すごすぎる。
レベルが違いすぎる、少し話をすると有名な登山者であった。
単独者は右バンドを簡単に登っていく、私は足が止まらず登れずに巻いて進んだ。

そしてついに核心 3mCS
暗くて、CSがバカデカく、不穏な空気がすると説明するかしかない、ゲキ悪ゴルジュ。
最初から巻きを選択するが、kenさんが試しにCSに泳いで近づいて見るが流れが強すぎて無理だった。
巻いて落ち口から見るとCSの先には地獄の洗濯機が待ち構えていた。
こんなに素晴らしいゴルジュをみれて非常に満足。

核心を越えれば難しい所はないので安心して遡行できる。
滝を1つ越えればいつの間にか平沢の風景に変わっていた、さっきまでは恐ろしいゴルジュ内にいたのに一瞬にして平和な沢へワープしたような感じだ。
すぐに林道へ上がれるほど両脇が緩くないので、少し歩いて斜面が緩くなったところから林道へ上がる。

林道へ上がりあとは駐車場へ戻るだけ。
林道から今まさに遡行してきた沢を見る、いやーすごい所に行ってきたものだ。

次回は本流を遡行する為にはまた来よう!

日程:2020年8月14日(金)

場所:岐阜県関市

ルート図:

人数:3人

推奨装備:マイクロカム・ハーケン・ラバーソール・フローティングロープ・ウエットスーツ上下・ライフジャケット

ラバーソールがお勧め。

難易度:中級 水量で難易度が大きく変わる

駐車場

タイム
駐車場0630-入渓0700-海ノ溝谷出合0730-林道1345-駐車場1420

0630 駐車場到着
現地でkenさんと合流。

看板に胸が高鳴る

トンネルを通って下降場所へ

懸垂は30m一本で足りる

懸垂中

綺麗

海ノ溝谷分岐 流れは弱い

最初の滝 ここが厳しい 敗退もありえる

お助けで登る

その後はサクサクと進む

フェルト滑る

 

水線を行く!

手強い3m滝

私はスリングを掴んで登る!

 

素晴らしい釜

核心のCS滝

上からCS滝を見る

ゴルジュを抜けたら平和な沢が

駐車場到着

川浦谷・海ノ溝谷には泳ぎの装備が必要

ライフジャケット

川浦谷・海ノ溝谷は泳ぎがほとんどですのでライフジャケットがあると非常に便利です。
釜も深い場合が多く、滝壺に巻き込まれれば死ぬ可能性が非常に高いです。
必ずライフジャケットを着用しましょう。

ウエットスーツ

泳ぎの沢では水中にいる時間が非常に長いので、体温がすぐに下がってしまいます。
体温が下がれば判断能力や運動能力が落ちてしまう遡行ができなくなる可能性もあり、低体温症になると死の危険も高まります。
自分を守る為にウエットスーツ着用をお勧めします。

筆者のおすすめ装備

ウエア類

沢登りでは水中の中に入る事も多く体温が低くなりがちです。

筆者が使用しているのはフェルトソールです。
とりあえずこれから沢を始める方はフェルトをオススメします。

ソックスはネオプレン製がオススメです。
沢は常に濡れるので普通のソックスではNG 保湿力があるネオプレンソックスがオススメです。


沢には砂利が沢山あるので靴の中に入ってきますのでスパッツで入るのを防ぎます。
脛をぶつける事もお多いのでサポーターとしても非常に頼りになります。

沢ではいくら防水ザックを使っても中に水が入る事を想定しなければなりません。
ザックの中にインナーとして防水スタッフバッグは必携です。

ギア類

懸垂下降が必要な箇所が出てくるのが沢登りです。
ビレイでも使える物を持っていきましょう。
ぺツル・BDを買っておけば安心です。
筆者はBDのATCガイドを使用しています。


セルフを取るのに必要なPASは絶対に忘れては行けません。
登攀だけだはなく、高巻きの際にも有効です。
安全を確保する為にPASは大きな力になってくれます。


ハーネスは軽くて立ったままでも着用できるタイプがオススメです。

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