白山に御来光を見に行ってきた。
御来光は 高山で見る日の出の事である。
一般的には、前泊してからの御来光が多いと思われるが、今回は日帰り白山御来光を決行した。
普段から連絡を取り合っている地獄軍団山スキーヤー サブさんとNOZA君 と決行(日曜日)の前日にメールをやり取りして集合場所や山行計画の最終確認。
集合は市ノ瀬に2:00である。 私は土曜日も仕事がある、仕事が終わりすぐにシャワーを浴びて横になる、少しでも体力温存である。しかし眠れない。
時間の無駄と思い早めに車を市ノ瀬に走らせる。
市ノ瀬に着くと、駐車場は車でほぼ満車だった、誘導してくださる方が夜中まで対応してくれた。 本当に大変な仕事である。いろんな方達の協力があり登山ができるのであると改めて感じた。
市ノ瀬に2:00ちょうどに三人が集合 時計を確認し別当出合に向かう。
久しぶりに会うこともあり、仲良く談笑しながら走る。ランナーならではの特権かな?笑
別当出合までは市ノ瀬から約6kmあり全て登り坂である。私以外の2人は楽々であるが、私の脚が重たい。少しづつペースが遅くなる。
少し歩いてしまう、2人に先を行ってもらいペースを整える。
なんとか別当出合に到着、まだ2人は登山届を書いている途中であった。
少し体調の不安を抱えていたが、この時原因はまだ分からなかった。

別当出合を2:40発
「ウエェ」吐き気がする。虫が口に入ったか?と思ったが、やはり気分が悪い。
それから足を運ぶが、身体が重い。原因が分からない。
甚之助小屋まで約60分掛かってしまう。 この調子が悪いペースでは御来光に間に合わない。「先行ってください」と先に行ってもらう。
誰もいない甚之助小屋「1人はいいなぁ」と感じながらザックからおにぎり2個とお茶を取り出して「もぐもぐ」
むむ? 頭がクリアになってきた! そういえば前日、仕事終わりにすぐ横になったので、充分にエネルギーが補充できていなかったのである。
これで一瞬にして力がみなぎる。
すぐに2人を追う。ロスした時間は10分強であろうか。
室堂に到着、ピークに向かうヘッドライトの光がちらほら見られる。
本当に多くの方々が御来光を見に行くんだなと改めて白山の偉大さを知る。
「もう来たん?」と2人に遅れて5分でピークに到着。エネルギー補給してからのペースはそこそこだったようだ。
シーン と皆が待ちわびていた瞬間が訪れる、薬師岳から大きな太陽が昇る。
一日の始まりである。天候不良で見られるか分からない状況の中三人で登ってきた。「見られなくてもいいから、楽しく登りたい」とも思っていたが、御来光を見られるのはやっぱり嬉しい。

お金には変えられない時間を過ごし、御池巡りをする。
先日買ったgoproを片手に撮影、サブさんのガイド動画を撮る。
サブさんの知識は素晴らしい。
花の名前・咲く時期なども全て把握しているサブさん・NOZA君
一流山スキーヤー達を横目に、自分の無知、能力の低さを改めて感じる。

帰り道は観光新道を選択。花を見ながら優雅に下山。
いろんな山の楽しみ方がある。正解はない。
無事別当出合に到着。
市ノ瀬まではまた舗装路を下る事になる。6kmは長い。
ここでトレランの練習に来ていた知人2人と合流。ちなみにこの2人とも日本トップクラスのランナーである。
まさかの市ノ瀬までのレースが始まった笑
830に市ノ瀬着。 最後のレースでかなり筋肉が疲労してしまったが、達成感は半端ない!
やはり登山は楽しい。
