【読書】潜入ルポ amazon帝国 横田 増生(著)
まず最初にこの本はアマゾン経由で購入したという事をお伝えしたいと思う。
つまりアマゾンを批判する本ですら私はアマゾンで購入しているという皮肉であろうか。
平成が終わり令和時代である今において、どんなものでもネットを使えばすぐに手にする事ができる、今の若い人にとっては当たり前かもしれないが、昔はそんな事は考えられなかった。
買い物をするという事は店に行く事が当たり前だったし。レジに並ぶと行った対面でも人間関係が間違いなくあった。
①アマゾン時代がもたらす ’人の価値’
アマゾンをはじめとするネット通販も街中の店舗、両方売る側に人間が働いており。利益を得る事で生活している。
私が思うに実店舗であれば、消費者側が’店の人も大変だな’’いい提案してくれたな’という感情を抱くのではないだろうか?だがネット通販ではクリックしただけであるので、倉庫で汗水垂らしてピッキングする人の事を考えるのは難しい。
つまり消費者にとってネット通販を使用すればするほど働く人間に対して価値をかんじなくなる。
②便利とは全てを超える
私も自営業であるので小売店の厳しさなどは少しばかりわかっているつもりだ。
だが小売店に行く時間もまともに取れない事が多く、ついついネットで買い物している数が多くなっているのが現実である。
地域の会社を守りたいという意識はもちろんあるのであるが、利便性を体感した人間にとってなかなか難しい。
③アマゾンは卑劣
この本のメインテーマである。
ブラック企業体質・脱税主義・低賃金
皆さんもなんとなく聞いた事があるかもしれないが、本作をみるとぞっとするほど細かく書いてある。
便利だからアマゾンを使っている時にどれだけの人間が涙を流しているのだろうか。