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【読書】デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 河野 啓(著)

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【読書】デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 河野 啓(著)

私がまだ登山をしていない頃、良くテレビで栗城氏が出ていたのを思い出す。
興味がないという事は面白いもので当時は’へぇ大変だな’という感想しか浮かばなかった。
少なからずファンの盛り上がりが以上に高く、不思議と登山のすごい人なんだろう?と無意識に感じていたのは事実である。
栗城氏のwikipekiaがあったので興味のある方はみてみたらどうだろう。

登山を始めてからはいろんな事を調べるようになる訳だが、たまたま彼についての記事を見る事になる。
正直シンパでもアンチでもない私にとってはどうでもいい事であったが、アンチのブログをみていると、なにやら批判というか’死なないでくれ’という
メッセージを送っているのでないかとも感じた。

彼には多くのファンがいたが、おそらく大多数は登山に興味がないのではないだろうか?
過去の自分のそうだったように、無知な状態であるがメディアが報じているから!という愚かな考えであれば仕方ないとも言える。

知識はないが大多数の力とはすごいもので、あっという間に彼は人気者になっていく。
この本を見るまで私は栗城氏というより彼の周りにいる者が全てを考えているのでは?と思っていたがそうでもないらしく、彼自身がかなり奇天烈な
人間である事を知った。
人として駄目でしょ・常識がない!と文字を目で追いながらそう感じる事が多々あった。

そもそも栗城氏は登山家を目指していた訳でもなく成り上がる為に必要なコンテンツとして’登山’を選んだように見える。
本にも書いてあるが登山のトレーニングもあまりせずに運動神経も良くはない。
どれほど国内の山へ登っていたかわからないが、多くは行っていないのだろう。

’登山’というコンテンツ ましてや’海外登山’というキーワードは一般の人には眩しく見えるだろう。
そのコンテンツを片手に多くの財界人と仲良くなり、スポンサーになってもらう様は本当に優秀な実業家としか言いようがない。

その登山を甘く見積もっていたのも本人の責任でもあるが、周りの人間(特にメディア)が焚きつけていた。
もちろん無知なファンも同様である。
つまり応援する事で彼を追い込んでいたと言う事なのかもしれない。

最終的に無理なエベレスト南西壁を選択して残念ながら帰らぬ人となってしまった。

本を閉じた時に感じた自分の感情はなにか言葉に説明できないような非常に奇妙な物であった。
私の中にも彼がいて、いつそうなるか分からない。おそらく私がそうならないのは周りに仲間がいる他ならない。
知識のある仲間がいれば彼もこのような事にならなかったのだ。

SNS時代で多くの人と触れ合う事が容易になった反面、本当に自分の為に動いてくれる人はいるのだろうか?
’栗城史多のエベレスト劇場’とはそうゆう事何だろうは私は理解している。

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この記事を書いた人

酒と登山を愛するモンタナ君です。
陸上競技・海外在住などの経験を得て現在は一応自営業に携わっています。

初めて山スキーをした時の感動は忘れられません。
アルコールで記憶が消える前に、山スキーに行かなければ!!!

読書も好きなので、オススメ本教えて下さい^^

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