目次
【読書】「覇権」で読み解けば世界史がわかる 神野正史 (著)
本から得られた知識・考え
- 人類は’安定期’混乱期’を繰り返してきた
- 日本の今は 混乱期
- 民主政と独裁政は互いに良いところがある
- 自己修正能力を失った組織は崩壊へ向かう
- 新興宗教が流行る国はやばい
- ローマ精神はキリスト教によって破壊された
- 時代にマッチした政策が大事
- 一度でも’逃げると’なし崩し的に逃げることになる
- 中国に民主主義は向かない
- 偉大な指導者によって建てられた政権は指導者がいなくなると崩壊する
- オスマン帝国は能力があれば多民族でも重用した
- イスラム国で起こるテロの理由は汎イスラム主義にある
- 紅茶とは 緑茶が輸送中に発酵して生まれたもの
- フランス戦争以後 戦争が貴族のものから国民のものへと変わる
- ヨーロッパは戦争を重ね落ちぶれた
- イギリス人はインディアンを大量虐殺した
- 白人国家の成功には 有色人種の犠牲がある
- 内乱は 膿を出せれば成功だが、出来なければ死ぬ
- アメリカはヤバイ そもそもイギリス
- 頂点に立つと後は下るだけ
- 亡びたくなければ、決して頂点に立たないこと
感想
数々の国が覇権を取りそして滅びていった歴史があるが、滅びる理由は何なんだろうか?
中国・ローマ・イスラム・ヨーロッパ・アメリカと様々な事例を出されている。
覇権を握った国についても知らない事が多かったし、大英帝国が出てくる前までの世界もあまり授業では詳しく習っていない
(寝てただけかも?)、実際はヨーロッパ勢が力を付けたのは最近の話であり、それ以前はアジア・イスラムが発展していた。その流れで有名なローマ帝国も生まれていく。
そういった世界の流れを理解しながら、覇権をとった人物・政策を理解できるので非常に面白い。
そしてどの覇権国家も崩れる理由というのは似ているのが、皮肉なもんである。
最後の覇権国家の事例はアメリカではあるが、日本にとって敵であった国であるが、現在では多くの日本人の憧れの国となっている。
その憧れるという背景さえも全ては計画通りなのかもしれない。
是非一度読んで見てはどうでしょうか、歴史観が変わると思う。
無論トンデモ理論ではなく、あくまで史実に基づいた考えが述べられている。
亡びたくなければ、決して頂点に立たないこと この言葉非常に深い
リンク