今回紹介したい山道具はMSRのALPINEディシュブラシスクレイパーである。
スクレイパーといえば主にワクシングに使う商品であるが、この商品は山スキー・バックカントリー(以下BC)の行動中にこそ活躍する商品である。
山スキー・BCでは板の裏にシールという物を貼り付けて、板のまま山を登っていく。
登った後にシールを剥がした後滑走だけで終われば楽なもんであるが、現実はそうも簡単ではなく
剥がしたシールを再び板に貼り付けなければならない時がある、主に登り返しの時である。
少しの登り返しならばシールがなくても平気であるが、ある程度距離があるとシールがないと厳しい。
そんな時に板に雪がついているとシールが濡れてしまい粘着力がなくなってしまう。
シールの粘着力が落ちてしまうと大袈裟ではなく死に直結する自体になるのが山スキー・BCだ。
筆者も以前シールの粘着力がなくなり下山するしかなくなった事があった、今でもその時のパートナーには申し訳ない気持ちで一杯であるし、お互いに無事下山できた事を何よりも幸せに思う。
1.登り始めに使う
まず登山口についたらスキーにシールを張るわけであるがここが重要である。
しっかりシールが張れていないと登っている最中に板とシールの間に雪が入ってしまい、その影響でシールが剥がれてしまう。
このスクレーパーを使い端までしっかり押さえつけてシールを張ると良い。
歩き始める時間から計算して。シールを貼る時間を確保しよう。
2.登り返し時に使う
シールを剥がしたり貼る際に、雪がシールについてしまう事があるがそのまま放置してしまうと雪が溶けてしまいシールが濡れてしまう。
余計な雪はスクレーパーの反対方向についているブラシで取り除こう。
登り返しの際は、山でシールを貼る必要があるので、家や駐車場で貼るよりも難しいのでしっかりスクレーパーで隙間が内容にチェックしよう。
3.車に片付ける前に
車の中に入れる時はブラシを使うと細部まで毛が入り込むので、しっかり雪を落とす事ができる。
MSR ALPINEディシュブラシスクレイパー のいい所
1.ブラシの毛が固い
固い雪でも簡単い落とす事ができる。
2.スクレーパー部分が固い
シールにしっかり圧をかけて押す事ができる。
3.コンパクト!
場所を取らないのでザックに忍ばせておける。 スリングで縛っておけばなお使いやすい。