トレイルランニング中か…「夫が戻らない」白山登山の男性が3日前から不明
地元の白山で遭難事故が発生したようだ。
今日ニュースを開くとトレイルランニングスタイルで白山に行った男性が戻らなので男性の妻が警察に電話したという事だ。
登山に出発したのは11日なのですでに3日が経過している、最近は一気に気温が下がっているので、トレランスタイルでは夜を越すのは
非常に厳しいだろう。
今回の男性はどのような目的を持って丸石谷林道へ向かったのは分からないが、恐らく楽々新道と登ったのではないかと考えられる。
筆者も以前に丸石谷を遡行した際の下降路として楽々新道を使った。
[st-card id=481]
帰り道パートナーのK村さんの顔といったら言葉に出来ないほどしんどそうであった、無論彼も厳冬期槍が岳ワンデイ等非常にロングルートにも強い人間であるが
それでも楽々新道はこたえる厳しさである。
・楽々新道
名前を想像すると非常に容易に見えるが、実際は地獄と思えるほど厳しいルートである。
おそらくこのニュースをみて一般の方は白山登山だから’砂防新道’だと思うだろう。
砂防新道は市ノ瀬から登る登山道であるが楽々新道は北部白山と言われ分かりやすくいえば一里野温泉スキー場の方から白山を目指すルートである。
多くの登山者は砂防新道に集まるので、ハイシーズにの関わらず北部白山の加賀禅定道・楽々新道・岩間道・中宮道はほとんど人が見られない。
理由としは行程が長くて、水場も少ない。 多くの人はワンデイは不可能である。
トレランスタイルなら人が少なく走りやすいルートなので一部のコアなランナーにのみ人気なのかもしれない。
以前筆者もトレイルランナーが砂防新道を走っていて迷惑だなと感じ「北部白山から登ればいいのに」と思った事があったのだが・・・
まさかこんな事になるとは・・・無事を祈る事しかできない。
全国ニュースになってしまい男性の家族・友人・関係者の方は非常に心配だろう、加えて第三者からの批判の言葉もあるかもしれない。
最近は普段関係ない人から槍のようなバッシングを受ける事がある。
特に山岳事故ではそれが顕著ではないだろうか。 本当にそれは辞めて頂きたい。
同じ人間ではないか、犯罪を犯しているわけでもない。まずは遭難者の無事を祈ろうではないか。
白山登山をしていた富山市の男性が3日前から行方不明となっています。
行方がわからなくなっているのは富山市の男性です。男性は10月11日、1人で白山の室堂に向かいましたが下山予定時刻を過ぎても戻って来ないことから、男性の妻が警察に届け出ました。
警察によりますと、男性が使っていた登山アプリの履歴から午前6時前に丸石谷林道の登山口にいたとみられ、付近では男性の車が発見されています。
男性は、登山道を走る競技「トレイルランニング」を行うため白山の室堂まで往復していたとみられています。
室堂の関係者によりますとここ数日、早朝は2度~3度まで冷え込むということです。警察はヘリコプターなども出して男性が辿ったと見られる登山道を中心に捜索しています。
出典 石川テレビ