穂高連峰 男子高校生をヘリで救助
最近山や沢での死亡事故が多かったので今回は命があって本当によかった。
登山に慣れていたとあるが、皆人間なので何が起きるか分からないし、思いもよらないミスを起す可能性もおおいにある。
ミスがないなんて絶対ないし、登山・山岳ガイドではミスがゼロなのか?と言えばそれはない!
ガイドだってミスして死亡事故を起す事だってあるのだ。
世間は山に厳しい
山を好きな人は今回の事故を「よかったよかった」と思うかもしれないが世間はそう甘くない。
基本的なスタンスとしては「税金の無駄使い」「自分勝手」等々の批判の声が多い。
登山とは登山者にとってだけ肯定的なものであり、他の人にとっては否定的であるのだろう。
もし自分が事故・遭難したら世間は?
時々こんな事を考える事がある。
正直筆者はマルチピッチクライミングの時懸垂に失敗し岩場でビバークした経験がある。
携帯の電波も通じないので 「明日の新聞に出るかな・・・」「ひたすら叩かれるかな」と星空の下でガチで思った事がある。
幸いにも次の日にすぐ下山できた(山岳会のメンバーが県外から朝一番に助けてきてくれた事には今でも本当に感謝している。)
まとめ
少なくとも筆者は登山者が遭難・事故なのでニュースに載っても、批判する人間ではありたくない。
同じ山を愛するものとして守りたいと思う。
ただ今のような批判ありきの時代はこれからも続くだろう。
これから大事なのは登山者同士の絆だと思っている。
北アルプスの穂高連峰で、30日から連絡が取れなくなった富山県の男子高校生が、31日朝、救助されました。腰の骨を折って動けなくなっていたということです。 救助されたのは、富山県砺波市の17歳の男子高校生です。警察によりますと、父親と2泊3日の予定で28日に岐阜県の新穂高温泉から入山しました。 30日は、奥穂高岳山頂で別れ、高校生は前穂高岳を往復して、西穂高岳山頂で父親と落ち合う予定でしたが、約束の時間になっても姿を現さなかったため、父親が警察に救助を要請していました。 31日午前6時前、前穂高岳と上高地を結ぶ岳沢登山道で、「助けを求める声がする」と登山者が山小屋に通報し、山岳遭難防止対策協議会の救助隊員が高校生を発見。長野県警のヘリコプターが松本市内の病院に搬送しました。 腰の骨を折る重傷で、下山中に転んで歩けなくなり、岩陰でじっとしていたということです。 高校生は小学生の頃から10年の登山歴がありますが、なぜ予定のルートではなく上高地に降りようとしたのかなど、警察が確認しています。
出典 長野放送